9月8日(木)に96歳で亡くなったエリザベス女王。
安倍さんの国葬より話題になっていますね。
ふと気になるのが、イギリス王室って火葬するのだろうか?ってこと。
遺体処理の仕方も埋葬の仕方も、
王室ならではのしきたりがありそうですよね。
ということで、イギリス王室の埋葬方法について調べました。
イギリス王室は火葬しないの?
エリザベス女王は、
ローマカトリック教から分離した英国国教会の最高権威者でもあります。
カトリックでは肉体を燃やす火葬はタブー。
イギリス王室で亡くなった人たちは土葬になります。
といっても、実際に土に埋めるわけではなく、
寺院の地下などに安置されます。
エリザベス女王は、ウィンザー城のキングジョージ6世記念礼拝堂に埋葬されます。
2021年春に亡くなったフィリップ殿下は別の場所に埋葬されていますが、
女王の隣に移動させるようです。
ただ、イギリス国民全体では土葬は少数派です。
イギリスは多民族国家で様々な宗教が存在することもあり、
土葬よりも火葬の方が多いんです。
民間の火葬場はなく、市営の火葬場に共同墓地が併設されています。
日本の葬儀事情と結構違いますね!
ダイアナ妃の埋葬はどうだった?
イギリスだけではなく世界中の人気者だったダイアナ妃。
葬儀の中継の視聴者数は、全世界で25億人いたと言われています。
ダイアナ妃は名門貴族であるスペンサー家の生まれ。
スペンサー家の私有地であるオールソープの湖の中の島に埋葬されました。
もちろん、土葬です。
これまでに数回、墓荒らしが侵入してきて
全て未遂で終わっています。
土葬のデメリットって、そこですよね…
イギリス王室の葬儀、遺体処理どうする?
9月8日に亡くなったエリザベス女王。
北部スコットランドのエディンバラにある大聖堂に安置され
その後ウェストミンスター宮殿に移動。
弔問は13日午後まで、国葬は19日です。
10日以上、遺体を棺に入れて置いておくわけです。
おそらくエンバーミングと呼ばれる遺体防腐処理がされていると思います。
そんなゲスな話は報道されませんが、
夜でもまだ20℃あるイギリスで腐敗が進むことを考えれば、
エンバーミングされていると言っていいでしょう。
棺はオーク製で、腐敗防止の処理が施された特注品。
外気にさらされないよう鉛の内張りをして完全密封になっているそうです。
ですので、日本のお葬式のように
「棺桶の中の安らかな故人の顔を見る」ことはできません。
ちょっと寂しいけど、棺桶のまま見送られるんですね。
まとめ
エリザベス女王を失った悲しみが
世界中に広がっていますが、今回のまとめはこちら!
- イギリス王室は火葬しない
- 単純な土葬ではなく安置する
- エリザベス女王とフィリップ殿下は隣で
- 遺体はエンバーミングして密閉状態にする
- 墓荒らしをしようとする輩もいる
日本では火葬が一般的ですが、
お墓に安置するにもお骨の方がコンパクトでいいような…
遺体がずっとこの世にあるって、なんか怖いです。