4/14(水)放送の「ガッテン!」は第3の豆腐が特集されました。
第3の豆腐って…初耳ですよね?
でも実は、知らず知らずのうちに私も買っていました!
「第3の豆腐」充填豆腐(じゅうてんどうふ)とは?
「ガッテン!」で紹介された第3の豆腐=充填豆腐についてご紹介します。
充填豆腐は容器の中で凝固させた絹ごし豆腐です。
加熱凝固するので殺菌されて衛生的、保存期間も長いのが特徴。
昭和47年に初めて発売されました。
こういうやつ、よく見ませんか?容器に水が入ってないタイプです。
こちらは相模屋さんのなめらか絹とうふです。
このタイプの豆腐は、『充填豆腐』と呼ばれています。
充填豆腐は、普通の豆腐より栄養満点で傷みにくいんです。
「第3の豆腐」充填豆腐は絹ごし豆腐とどう違う?
通常の絹ごし豆腐は、豆乳とにがりを合わせたものを型に入れて
固まったら水にさらし、カット後、水と一緒にパック詰めして商品になります。
銀色の大きな冷却水槽の中で
豆腐をカットする作業はよく見ますよね。
水が入ったパックで売られているものが
通常の絹ごし豆腐になります。
「第3の豆腐」充填豆腐の作り方
大豆から豆乳を生成するまでは同じですが、
にがりではなく凝固剤を入れる点が異なります。
凝固剤を入れた豆乳を保存容器に直接充填し、密閉します。
この時、容器内は豆乳でひたひた、空気も水も入らない状態です。
容器ごと加熱して、また冷却したら完成です。
豆腐が空気に触れることがないので、生菌が少なく保存期間も長くなります。
「第3の豆腐」充填豆腐の栄養素
第3の豆腐は、普通の豆腐よりも豊富な栄養素が含まれています。
健康に気を付けている方こそ、充填豆腐を選んだ方がよいと思われます。
充填豆腐のビタミン
水にさらす通常の豆腐は、ビタミンが水に溶けて少なくなっています。
充填豆腐はビタミン類の含有量が多く、
葉酸(ビタミンB9)の量は通常の2倍程度になります。
葉酸は赤血球の働きを助けるため、貧血気味の方は良くとった方がいい栄養素ですね。
また、細胞の生成にも必要な栄養素のため
、若く健康でいるためには積極的にとりたいですね。
妊婦さんがより多くとるべき栄養素としても、葉酸が知られています。
充填豆腐のミネラル
充填豆腐はミネラルも豊富で、特にマグネシウム、銅、マンガンが多く含まれています。
マグネシウムは骨や歯の一部になるほか、筋肉や血液の調整もしています。
マンガンは骨粗鬆症の予防や記憶力の向上、神経のイライラを和らげる働きがあります。
マグネシウムとマンガンを合わせてとることで、
丈夫な肉体をつくることができるんです。
「第3の豆腐」充填豆腐の美味しい食べ方
充填豆腐は、冷ややっこでそのまま食べるのには向いていません。
にがりを使わず機械的に生産されているので、素材の味は感じにくいです。
商品にもよりますが、充填豆腐はふわっと柔らかな印象があります。
調理すると崩れやすいので、形を残したい場合は優しく扱いましょう。
充填豆腐の究極のふわとろを生み出す技
京都の豆腐店のおかみが生み出したふわとろ技
を使ったレシピがこちら。
充填豆腐をパックごとお湯で5分温める
ご飯の上に豆腐をのせる
塩昆布としょうゆをかけて食べる
充填豆腐は製造時にパックごと90度で40分以上加熱するので
容器は熱に強く、熱湯に入れても大丈夫です。
充填豆腐を使ったレシピ
▼充填豆腐を使ったおすすめレシピまとめ
(レシピサイトに飛びます)
通常の豆腐よりも安いので、お菓子作りにもおすすめです。
まとめ 第3の豆腐はすっかり日常に根付いていた
充填豆腐かそうでないか、薄々は気付いていたんですが、
今回調べてみて製造方法も栄養素も全然違うことがわかりました。
私は特にこの小さい充填豆腐が使いやすくて好きです。
この小ささも「充填」するから可能ということですよね!
普通の豆腐の良いところ、充填豆腐の良いところを
ふまえて買い物の際に選択出来たらいいですね。