国民的アニメ「サザエさん」が最近、
男尊女卑でジェンダー教育に悪いと言われています。
たしかに設定が昭和の3世帯暮らしのお話ですから、
令和の価値観とは合わない部分も出てきています。
サザエさんのどんな内容が古臭いと思われているのか、
視聴者の意見なども参考にしながらまとめました。
サザエさんは男尊女卑?ジェンダー教育に悪い、古臭い理由
サザエさんを観ていて違和感をおぼえることはありませんか?
会社員が2人に専業主婦が2人、子どもが3人の7人家族。
価値観は昭和のまま、
男尊女卑の空気が漂っています。
サザエさんよーく観てみると男尊女卑の価値観出てるなー。熱燗呑みたいなら自分で作れや。
— T T (@deaf_tt) January 23, 2022
サザエさんを観ていて、男尊女卑を感じる。。。日本は「男尊女卑依存症」だと思う…
— wowzer「ハウザー」 (@wowzer11192025) April 30, 2021
どんなところが男尊女卑に感じるかをまとめました。
- 男性は家事をやらない
- 「かあさーん!」で用事を全て済ます
- 帰宅したら「ただいま」と妻に鞄を渡す
- 晩酌のつまみを用意させる
- フネが波平にだけ敬語をつかう
古き良き昭和の一般家庭をモデルにしていますが、
専業主婦の妻は夫を支えるのが当たり前で、
「飯」「風呂」「酒」と一言で指示を出す男性もたくさんいましたね。
波平やマスオは、そこまで妻に対する当たりは強くありませんが、
家事はやってもらって当たり前、好きなタイミングで飲みに行ったりしています。
男尊女卑とは思わない人も、もちろんたくさんいます!
うーん…まぁ確かに時代ってのもあるかもしれないけど私はそんな敬語だから男尊女卑とは思わないけどなぁ…あとサザエさんはあのままの方がいいけどなぁ…
— 🍳おとうふ🥐 (@A5nk_kymt) September 22, 2020
あくまでフィクションの世界ですからね。
「こういう時代もあったなぁ」くらいの感覚で観るのがいいでしょう。
サザエさんがジェンダー問題に配慮?
昭和時代を描くサザエさんも、
たまに現代に合わせたストーリーを放送することがあります。
なかでも話題になったのは、カツオがスカートを履く回です。
内容的にはカツオが恥ずかしがるだけの話で、
ジェンダー問題に切り込む!というほどではありませんでした。
サザエさんが
ジェンダーを題材にしてる。
世の中変わっていくな。#サザエさん#ジェンダー— TAKIYA (@voxy3636) March 6, 2022
サザエさんがジェンダーに気使ってる(?)の控えめに言っておもろい
— 低身長のかぴ坊 (@k_chibitaro) March 6, 2022
しかし今まで「男は男らしく」「女は女らしく」
という価値観が当たり前だったサザエさんの世界に、
ほんの少しでもジェンダーを匂わせる描写が出てきたのは驚きですね。
サザエさんは古臭い!令和に合わない
サザエさんって、昔の古臭い価値観が現存して植え付けてくるから、あんま好きくなかった。昔から
— takashi.20180317 (@TAcro0502) November 29, 2021
男尊女卑にもつながってきますが、
サザエさんの世界観全てが古臭いのは否めません。
サザエさんという作品が発表されたのは1946年(昭和21年)、
アニメが開始したのは1969年(昭和44年)です。
「古臭い」というか実際に「古い」ので、
こればかりは文句を言っても仕方ありません。
「昭和ってこうだったんだな~」と
資料映像を見るような感じで楽しめればいいかなと思います。
それでも放送終了ということになれば、
かなり多くの人がショックを受けるんでしょうね。
まとめ:サザエさんは男尊女卑?
ジェンダーの問題、男尊女卑の風潮については、
一般の人も問題意識を持ち始めたのがここ数年のことです。
今まで何とも思わずに見ていたサザエさんにも
違和感を覚え始めるのも自然な流れ。
何も考えずに見れば平和なアニメですが、
疑問を持ちながら見ると一気に問題作に見えてきますよね。
視聴者の私たちは、あまり気にせずに
「こういう昭和の世界」として楽しむのがよさそうです。