アニメ鬼滅の刃「遊郭編」のメインの敵となるのが
十二鬼月・上弦の陸(ろく)の堕姫(だき)と妓夫太郎(ぎゅうたろう)です。
ビジュアル最高!ファンも多い堕姫ですが、
鬼なのに何故、遊郭で働いているのでしょうか?
めちゃくちゃ強い上弦の鬼なので
その辺で自由に暮らしても不自由ないはずですが…
そんな堕姫の謎と花魁になるまでの経緯についてまとめました。
堕姫は鬼なのに遊郭で働いてるのはなぜ?
「遊郭編」では、堕姫(だき)は京極屋の花魁・蕨姫(わらびひめ)として
人間界に紛れ込み、鬼殺隊が現れるのを待っています。
京極屋の女将であるお三律(おみつ)は小さい頃に聞いた
「性悪の美女で機嫌が悪くなると首をかしげ下から上に睨みつける癖がある」
姫という名を好んでつけた花魁の話を蕨姫の前でします。
自分の正体に気付いたお三律を殺してしまう堕姫。
一体いつからそんな人生を送るようになったのでしょうか。
堕姫が人間だった時の名前は梅
遊郭の最下層で生まれ、母親は梅毒で死亡
侍を怒らせてしまい生きたまま焼かれた後、鬼になる
江戸に遊廓が誕生したのは江戸時代初頭。
堕姫と妓夫太郎が生まれた年は不明ですが、
大正時代まで200年以上は鬼として生きていたのではないかと思われます。
その長い期間を遊郭で過ごした理由はなぜか、
色々な角度から考えられる要素をまとめてみました。
堕姫が遊郭で働く理由:美味しい人間が集まる
堕姫はお三律を殺す際に
「干からびた年寄りの肉はまずいから食べない」と言っています。
遊郭には若い男女がどんどん集まってくるので、
美味しい人間を食べるのに好都合な場所です。
人間を食べた数だけ強くなる鬼(堕姫)にとっては、
待っているだけで良質な食料が集まる場所が「遊郭」なんですね。
堕姫が遊郭で働く理由:人が消えても問題にならない
遊郭で働く遊女は親に売られてきたり
身寄りのない女の子が多いです。
そんな中で遊女の一人がいなくなったところで
足抜け(逃亡・駆け落ち)したんだと思われるだけ。
当時、遊郭から足抜けした遊女は連れ戻され罰を受けたそうです。
遊郭にとっては遊女の逃亡は最大の恥とされていたからです。
堕姫に食われてしまった遊女たちは、永遠に見つからないんですけどね…
また、男性客が行方不明になっても、
「遊郭に出入りしていた」ということが知られたくないため、
その事実を隠して公にはしませんでした。
遊郭から人が行方不明になってしまっても大事件にはならないのをいいことに、
堕姫は夜な夜な自分の腹を満たすことができたわけです。
堕姫が遊郭で働く理由:梅の生い立ち
堕姫が人間だった時は「梅」という少女でした。
遊郭の最下層で生まれ、母親もすぐに死亡。
兄と二人で必死に生きていました。
この時代、町から町への移動は容易ではありません。
親もなく教育も受けられず、
梅は遊郭以外の世界を知らないのでしょう。
花魁として頂点に君臨することで、
自分たちを無下にしてきた町民たちに復讐する気持ちもあったかもしれません。
まとめ:堕姫が遊郭で働く理由は強くなるためと過去にあった
遊郭で一番格の高い花魁として君臨し、
残酷に人間を食いまくる堕姫ですが、
人間だった過去を見てみるとかわいそうな人生でした。
梅が侍の目をかんざしで突いてしまったのが発端ですが、
生きたまま幼い少女を焼き殺すなんて、信じられません。
江戸時代に生きてなくて良かった…
梅と妓夫太郎の過去も音柱宇随天元との戦いも
はやくアニメで見たい!楽しみです!